¥360,800
ロンドンで仕入れてきました、フローレンスモザイクのブローチです。 フローレンスモザイクはイタリアのフィレンツェで発達した石のモザイク技法です。 フローレンスはフィレンツェの英語名で、フローレンスモザイクはPietra Dura(硬い石、の意味)と欧米では呼ばれているようです。 フローレンスモザイクの特徴は、黒い大理石の台にオニキスやラピスラズリ、ターコイズなどの半貴石をスライスしたものをはめ込む石の象嵌です。 隙間がほとんど見えないまさに絵画のように作られる象嵌技術の高さには脱帽するばかりです。 このブローチはオレンジのペチュニア、黄色のパンジー、白い百合の三色をモチーフにした作品。 象嵌の精度はすばらしく、台座の黒大理石との間の隙間がほとんど見えません。 19世紀の前半の作品ということで、18金の台座が使われています。 台座に刻印は入っていませんが、この時期のイタリアのもので刻印がないのは普通。 色合いなどを見て18金で間違いないだろうと思っております。 1800年から1850年のイタリアのフィレンツェの作品で、台座の材質は前述の通りおそらく18金。 すばらしい状態の作品で、台座・モザイクとも問題はありません。 種類ブローチ 材質18K(?)、大理石、他 状態Very Good サイズ ブローチ6.5x5.3アンティークジュエリーの魅力。 それはやはり、その細工の細かさにあるのだろう。 王侯貴族、大商人たちしか身につけることのなかった時代の装飾品には 職人たちの技と知恵が凝縮されている。 貴金属の質も貴石の質も、現代のものにはかなわないかも知れない。 でもそこに時代を経た柔らかさと味わいがある。 今のものにはない作りの精緻さがある。 アンティークジュエリーで身を飾る、そんなお洒落をしてみませんか?
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